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板張りの壁

 

工事を進めている「仮称・椎の木音楽教室」で外壁の板張り工事が始まりました。

 

今回の外壁に使用するのはお施主様から支給された杉の無垢板で、板幅21cm 厚み15mmのものを下見板張り(別名:鎧張り:よろいばり)として使用しています。

 

無垢板の場合一枚一枚色合いや木目、節の位置や大きさなど違いがあり、一枚とも同じものはなく他の工業規格化された製品にはない個性が感じれます。 

 

ただ現場では、その個性を見極めながら材料を選び出し一枚一枚慎重に張っていくという手間と技が必要となり作業は通常よりも長く掛かるものなります。

 

通常板張りを横張りとする場合中間に縦の押さえ縁を当てたりもしますが、今回は押え縁を使わず水平のラインを活かした設計としています。そのため板の表面には釘の頭が現れる形となります。

 

今回は釘も数種類のものから検討し釘頭がシンプルに見えるものを選びました。

こちらが板張りに使用するステンレス釘。正式名称はスクリング パネル頭釘。

 

長さは65mmのもので本体にスクリング加工が施されてあり打ち込みに対しては木の繊維の破壊を軽減し、引き抜きに対しては窪み加工により大きな抵抗力がある釘です。

今回は外周全てが板張りの壁となるので棟梁にとっては手間暇のかかる仕事となりますがそこはまた感性と腕の見せどころでもあります。

 

 

板張りの仕上がりは植物油100%の天然木材保護塗料を施す予定です。

 

引き続き仕上がりを楽しみにしながら現場を見ていきます。

 

 

 

 

 

 

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とやま建築デザイン室