本日、実施設計を進めさせて頂いている新築住宅について、構造設計事務所との
打合せを行いました。
一般的な住宅の場合通常は筋交いと呼ばれる斜材を用いた在来軸組工法という
造りが主になりますが、今回は段差のある敷地の上に住居がまたがる計画とあ
って、構造設計事務所と共に設計を進めています。
今日は事前に構造事務所から頂いた構造計画図(上写真)を基に、意匠としての
空間構成について意見を交わし、各部位の構成について協議を進めました。
過去の建築を見てもすばらしいと思えるものは、意匠と構造が互いにバランス
を取り合って成り立っていることに感心があります。
特に木造の建築においては鉄骨やコンクリート造に比べて、部材の構成や接合
方法の選択によって空間に対しての表情にも違いが大きく表れてくるような気
がします。
今回の住宅にもそんな思いで可能な限り穏やかで表情豊かな空間の姿を描いて
行けるよう図りたいと望んでいるところです。
コメントをお書きください