浴室の設計

 

本日は事務所でパソコンに向かい、設計図作図の一日でした。

 

作図したものは浴室の図面と小屋裏空間の立体図の制作。

 

浴室の図面ではA3用紙に、平面図と展開図に加え、床部分の詳細図

 

を描きました。

 

最近の住宅で造られる浴室は、住宅機器メーカーが製造する既製品の

 

ユニットバス(システムバス)が一般的ですが、今回描いたものは、

 

木造の在来工法で造る浴室の図面です。

 

在来工法とは現場で職人さんがタイルを貼ったり、大工さんが造作を

 

施したりと、一つ一つ手を掛けて造り込む工法です。

 

そのための基となる図面が設計図です。

 

 

今回は浴室に特別なこだわりを込めるためにこの工法を選びましたが、

 

それだけに設計でも考えることがたくさんあり、全てを過不足ない様

 

納めていく必要があります。

 

 

木造の浴室設計で気を使うことはやはり第一に防水が挙げられます。

 

これは浴室が水をたくさん使う部分でもあり、漏水等によって周囲

 

の木材等を湿気によって腐らない様にするためです。 完成後には隠

 

れてしまう部分ですが住宅を健全に保つためには気を配るところです。

 

 

次に温熱面の配慮が求められます。それは浴室が全裸でお使いする

 

場所であり、寒さに対して極力内外の温度差を造らないこが大切な

 

ことだからです。ここは非常に大切なところで、温度差が大きいと

 

ヒートショック現象などによって事故を起こす可能性が高くなります。

 

特に高齢化すると温度の大きな変化で体温の調整が追いつかず、血圧

 

が急激に上昇や低下することによって、心臓や脳へ大きな負荷や負担

 

から心筋梗塞や脳出血などを起こし、意識障害や転倒といった事故に

 

つながることが指摘されています。

 

事故を未然に防ぐために、断熱や暖房の施しは必要不可欠な要素です。 

 

 

そして最後は安全面です。

 

今回はご年配の方が利用するお風呂ということで、この点も充分に

 

満たす必要があります。段差や歩行の負担軽減、転倒しない配慮、

 

それらのバリアを取り除くことで、安全で快適な入浴が実現します。

 

 

設計も施工も工夫が必要ですが、全てはお住まいのご家族がお風呂

 

を心から喜んでもらうために必要な努めです。 

 

 

この意図を施工現場へと反映して行きます。

 

 

 

 

 

 

 建築士とやまの日常記

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