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第5回 住宅医

 

先週末、毎月一度大阪で開かれている住宅医のセミナーに出席しました。

 

今回で5回目となった住宅医スクールですが、毎回木造建築の改修法に

 

ついて、様々な観点から知識と技術を学ばせて頂いています。

 

今回の講義は、温熱環境の改善と対策と、防火性能の改善と対策について

 

学びました。

 

 

最初の講義となった温熱環境の改善と対策は、岐阜県立森林アカデミーで

 

講師を勤めてます、辻 充孝氏に解説して頂き、木造建築の温熱環境につい

 

て、計算手法を用いた熱の伝わり易さや、逃げ易さなどをわかりやすく、

 

かつ、理論的にご教授頂きました。

 

特に温熱環境は普段、肌感覚ではいつも感じていながら、寒い熱いといった

 

ことを、数値で確認することには慣れていない面もあり、数値化によって

 

どれくらいの違いがあるのかや、どれくらいだったら結露が発生するかなど、

 

体系的な捉え方で、室内の環境をコントロール出来ることにつながります。

 

これからの設計にも活かしていけると望んでいます。

 

 

後半の講義は、桜設計集団建築事務所の安井 昇氏による、防火性能の改善と

 

対策でした。

 

こちらの講義では、木造建築の防火に際して実際、火災などが発生した場合に

 

どのように火が燃え広がり、どんな影響を周囲に及ぼすかということについて、

 

火災実験の映像を元に、ご教授頂きました。

 

 

木造の弱点はやはり火災にありますが、決してすべてがそうとも言えないという

 

ことも今回の講義のなかで学ばせて頂いたところです。

 

 

最後は京都専門学校教務主任の佐野春仁先生からの講義で、古民家の改修事例

 

をスライドを通じての紹介を頂きました。

 

 

木造の家屋は、建築後何もしなければ、時の風化と共に、瞬く間に傷み劣り、

 

建物の寿命も大きく影響を及ぼします。今このスクールで得ているものは、

 

木造の建築の寿命を、知恵や技術、また、住む人の愛着によって延ばして

 

行こうとさせる学びであります。

 

建物を活かすもころすも、人間の愛着と意識次第だと感じています。

 

 

次回もまた同じ心構えで望んで参ります。

 

 

 

 

 

 

 建築士とやまの日常記

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とやま建築デザイン室