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第4回 住宅医

 

昨日は大阪で開かれた第4回住宅医のセミナーへ参加して来ました。

 

今回の講義内容は、木造の劣化とその対策と、マンションリフォーム

 

の実践や実例の紹介が行われました。

 

1講義目では、京都大学院農学研究科の簗瀬 佳之氏から、木造の腐朽

 

蟻害劣化による木材強度の調査方法について教義を頂きました。

 

木材に危害を与える虫も、シロアリの他、シバンムシやカミキリムシ

 

など、ムシの種別ごとに虫害の現れ方も違いがあることを知りました。

 

 

2講義目では、名古屋大学生命農学研究科准教授の山崎真理子さん。

 

山崎さんからは、古材腐朽と損傷状況の強度測定についてのお話しを

 

頂きました。山崎さんは初めてお目にかかる方でしたが、お話しが

 

わかりやすく、通常の内容からすると難しそうで興味も湧いてこない

 

ようなテーマになりそうですが、とっても明るく、またわかりやすく

 

お話しされたことで、終始にわたり楽しい教義となりました。

 

 

山崎さんの教義より強く感じたものは、既存の木造を何かしらの形で

 

改修や解体利用を行う際、材料利用については安易に判断せず、目視

 

による調査を行った上で、材料そのものを実際に手で触って確かめる

 

ということ。また、触っただけでは不明な点も多くあり、専用の計測

 

機器等を用いて音波や打診等によって材料内部を調べること。

 

いわば人間でいう内科健診と同じ内容です。

 

この内診調査を行うことで、初めて材料の現況状況がわかってくる

 

ということです。これからは建築の専門家と並行して、こうした材木の

 

内診を行う専門家の存在と活躍の場が多く求められてくると感じています。

 

 

後半の3時間は、兵庫県で㈱マスタープラン一級建築建築士代表の

 

小谷和也さんによる、マンションリフォームの実践と実例が紹介され、

 

マンションリフォームにおける基礎知識や設計施工の留意点について

 

教義を頂きました。

 

 

マンションリフォームは地域や地方によって需要には差があると思い

 

ますが、これからの人口減少や所得推移の流れの中では、必然的に需要

 

が高まってくる分野だと感じてます。

 

 

マンションに長く住まれている住まい手の方には、安易な売り込みや勧誘

 

に乗らずに、住まい手の身になって悩みを受け取り、確かな知識と技術を

 

持ち、問題解決に向かう専門家に相談することが、最終的には長い期間に

 

渡り快適で安心な住まいの実現へと結ぶことになると、この講義を受けて

 

感じました。

 

 

今回の学んだものを、自身の仕事にフィードバックして参ります。

 

 

 

 

 

 建築士とやまの日常記

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