当デザイン室への設計をご依頼頂いた場合の仕事の進め方をご紹介します。
合わせて業務に関わる費用等を明記しています。
01 コンタクト (随時受付致しています)
まずはお客様のお問い合わせから始まります。
ご相談の旨を、お気軽にメールやお電話等にてご相談ください。
ご相談は無料にて承りますので、小さなことでも遠慮なくお伝えください。
新築に限らずリフォームの相談などもお受け致します。
このステップではお互いを知ることに重点を置きます。
遠方からのご相談や、お時間を取れない方の場合は、メールでのヒアリング
も可能です。
お電話でのご相談 TEL 0983-32-2717(FAX兼用)
メールでのご相談 info@toyama-ad.com
その他、お問い合わせフォームからでもお受け致します。
お問い合わせの中に、お名前と具体的なご相談内容を記してください。
※外出等で電話に出られない場合などがあります。その場合は再度ご連絡
を頂くか、留守番電話にお名前とご用件、ご連絡事項をお伝え頂ければ
折り返しこちらからご連絡させて頂きます。
02 ヒアリング (期間:コンタクト後、数日~1週間程度)
最初のご面談にてお客様のご要望をお伺いします。
最初のお打ち合わせは、可能であればお客様のご住宅での面談を望みます。
それは、お客様の住む家に今のお客様の価値基準の要素があるためです。
ご自宅ではどうしてもという方は、当デザイン室または別にご面談場所
を検討致します。
ご面談の際、お客様のことについて知るための「設計ヒアリング書」を
お客様へお渡し致します。
お客様との面談の上で、ご家族の構成を始め現在のお暮らしの状況や、
新しいお住まいへのご要望等などを大まかにお聞きして行きます。
この時、合わせてご予算等もご確認していきます。
※お客様の方で作成して頂く「設計ヒアリング書」に必要とされる時間
の目安は、概ね1週間~2週間程度と考えています。
03 現地調査 (必要な期間:1週間~10日程度)
02のステップにてお客様に記入して頂いた「設計ヒアリング書」を当室へ
お返しをして頂くことが、当室への基本計画の正式な依頼とお考えください。
正式な依頼より、当室の基本業務に入る前に「基本計画委託契約」を結びます。
こちらの「基本計画委託契約」は、後の「設計監理業務委託契約」までの基本
計画を進めるためのものとお考えください。
※ここからは正式な企画調査業務と基本計画案の作成として、一律¥50,000円(税別)
の基本計画作成費(※複合的な用途の建築物や大規模な計画の場合は除く)を頂きます。
尚、後述の設計監理業務委託契約を結んで頂いた場合は、基本計画作成費を設計監理
委託業務費の一部に充当して、頂いた基本計画作成費分を差し引き致します。
※一般の木造以外の用途物件や大規模計画の場合はご相談に応じます。
※基本計画作成費は2015年6月時点での設定です。
この「基本計画委託契約」に合意頂いた後、ご予定となる建築地(予定地)を調査します。
実際にお客様の土地(又は現場)に出向き、土地の形状、大きさ、敷地高低や方角の向き、
道路との関係(接道や幅員)、給水と排水の状況、電気引き込みの有無、周辺環境の様子等
について調査を行います。
調査の必要に応じて関係行政庁にも出向き、相談と確認をします。
04 プランニング (基本計画)(必要な期間:3週間~1ヶ月程度)
初回のプランを作成します。03のステップで実施した調査を元に、
お客様のご希望とご予算を踏まえながら、最初の計画案を作成致します。
※現地調査を終えて初回プランを作成するまでに、約3週間から1ヶ月
ほどのお時間を頂きます。
05 プレゼンテーション (ご提案) (プランニング開始から1ヶ月程度)
04で作成しました初回のプランをご提案します。
初回のプランは平面図や立面図等でのご説明を元に、住まいの概要と立体的
な空間イメージの提案を行います。
このステップでのご提案は必ずしも最終的なものではございません。
ここでは、こちらから提案されたものを一度ご自宅に持ち帰って頂いて、
プランの内容を始め、私どもとのフィーリングも含めて、当デザイン室
での計画を継続されるかどうかをご検討ください。
※提案されたものに対してのお客様のご検討期間は、お客様のご都合等に
もよりますが、おおよそ1週間~2週間の程度と考えています。
あいにくこの時点でこちらからのご提案内容がお客様のご希望のイメージ
と大きく相違があったり、当デザイン室とのフィーリング等の不一致など
を感じられた場合はご依頼をお断り頂いても構いません。
検討の末にお断りする場合は、ここまでの基本計画作成費のお支払いと、
ご提案で差し上げました図面と資料等のご返却をお願います。
※著作権保護の目的でこちらでの提出案の無断転用はご遠慮願います。
06 コントラクト(設計契約) (変更依頼の場合:2週間~合意に至るまで)
05のステップを通じて私どもへ設計を依頼して頂く意思が固まりましたら、
その旨をご連絡(メール又はお電話)でお伝えください。
そのお伝えを頂いて、再度お客様と面談を行いプランの構想を重ねて行きます。
2回目の面談を行いまして、新たなご要望をプランに加えたり(又は省きながら)
基本の計画案の方向性を定めて行きます。
プランが最終的に合意に至り、私どもの計画の方向性にご理解頂けましたら、
ここで「設計監理業務委託契約」を結びます。
< 設計監理業務委託締結時に、設計監理費の10%のお支払いをお願いします。>
※2度目のプランの依頼費5%をお支払い済みの場合は、設計監理業務委託締結時
の費用は5%となります。
※設計監理業務委託契約と共に、別途費用にて「地盤調査契約」も行って行きます。
※地盤調査費用は、設計費とは別の諸費用となります→「その他の諸費用」
07 基本設計 (必要な期間:2ヶ月程度)
※期間は計画規模や打ち合わせ回数によって変わります。
06にて双方に合意出来た計画案について、より建築のイメージを具体化する
ための設計を進めます。このステップでは初回提案より更に具体的に、構造や
仕上材の種別、設備の種類などの選定を図面を元に進めて行きます。
同時にインテリアの希望や、外構のご希望などについても予算を確認しながら、
イメージを起こして行きます。
この段階での成果は、建物の平面、立体(外観)の形状、屋根材の決定、外部と
内部の仕上げ材の選択、造園を含む外構のイメージが起きあがることがゴール
です。
また、この段階で概算予算書を作成し、計画とご予算との整合性を確認して行
きます。予算に対して大きくオーバーしている場合は、この時点で修正してい
きます。
< この基本設計終了時に、設計監理費の30%のお支払いをお願いします。>
08 建築確認申請作成・提出 (必要な期間:1週間~1ヶ月半)
07のステップで作成した基本設計図をまとめ、建築確認審査機関宛てへと、
建築の許可を受けるための審査書類一式を作成し、提出します。
一般的な木造住宅の場合であれば、10日前後、それ以外の用途の建築の場合は、
1ヶ月~2ヶ月程度の審査で建築許可証が交付されます。
< この確認申請書提出時に、申請手数料のご負担をお願いします。>
■大まかな申請手数料の目安(一般的な木造住宅の場合)
床面積 0㎡ ~ 30㎡ 7,000円
30㎡ ~ 100㎡ 13,000円
100㎡ ~ 200㎡ 20,000円
09 実施設計 (必要な期間:2ヶ月~3ヶ月)
07のステップで決定した基本設計を、更に詳細な表現にて設計図面を作成して
行きます。壁の厚みや棚の幅、建具の大きさや造作家具の位置関係など、内部
外部に及び、工事に必要となる設計図面を作成して行きます。
同時に、電気設備図や給排水設備図、構造計画図なども合わせて作成します。
このステップにおいても細かな変更等の打ち合わせは可能です。
< この実施設計終了時に、設計監理費の40%のお支払いをお願いします。>
10 工事見積もり依頼 (必要な期間:2週間程度)
08のステップで作成した実施設計図を元に、複数の施工会社へとお見積もりを
依頼します。
お客様のからご推薦される施工会社がありましたら、見積依頼会社として選定します。
見積もり期間は通常、依頼して半月から1ヶ月程度時間を必要とします。
11 工事見積もり比較確認・検討 (必要な期間:1週間~2週間程度)
10のステップで依頼した複数の施工会社へのお見積もりを提出して頂き、
見積もりの内容の妥当性を中立な立場にて確認します。
見積もり書から、金額、数量の他、見積もり範囲や区分等を確認した上で
お客様へと見積もりの結果をお伝えします。
御見積もりが大きく予算オーバーした場合は、再度計画の見直しを計り、
予算に最大限近づける努力をして、見積もりを調整していきます。
お客様の方で、見積もりの内容に合意が頂ければ、見積もりを作成した施工
会社と、工事請負契約を結びます。
契約には、工事費の他、工事期間、支払い方法、引き渡しの時期等について
確認をします。
尚、工事請負には印紙を貼って記名・押印し、双方が一部づつ契約書を持ち
合います。また、設計者も請負契約に工事監理者の立場として立ち会いします。
12 工事監理 (必要な期間:3ヶ月~5ヶ月程度)
※工事期間は建設規模や天候等によって変動します。
施工会社との工事請負契約が整えば、工事着手となります。
工事着工の始めに、神主様をお招きして床鎮めの儀式(地鎮祭)を斉行します。
工事監理は、工事が設計図書通りに行われているかどうかを、定期的に現場
で確認を行う務めです。
< 工事上棟時に、設計監理費の10%のお支払いをお願いします。>
確認した内容は、適切な時期にお客様へとご報告をし、工事の流れをお伝え
して行きます。
監理の最後に、法定様式による「監理業務報告書」によって、お客様へと監理
業務の報告を行います。
< 工事監理報告時に、設計監理費の10%のお支払いをお願いします。>
13 完成・引き渡し
建物が無事に完成を迎えたら、まず役所での完成検査を行います。
検査が無事に通りましたら、検査済証を交付して頂き受け取ります。
役所の検査終了後、監理者と施工会社の完成検査を行います。
この時点で不備があれば、指示を行い手直しして行きます。
最後にお施主様の立ち会い検査を行い、不備がなければお引き渡しとなります。
引き渡しに際し、建物の取り扱いや、本鍵や各保証書等のお渡しを行います。
完成後に完成見学会をお願いする場合もあります。
14 アフターメンテナンス
完成後はお客様の適切な維持管理の元でお住まいをお使いして行きますが、
その管理上で不具合等が起これば、その旨をお伝え願います。
担当の者がお住まいに伺いまして、問題の部分の手直しを行います。
完成引き渡し後、一年目の時期に施工会社と設計監理者の立ち会いで、
一年点検を行います。一年を通じて不具合があった部分を手直しして行きます。
その後も、お住まいと共に、末永いお付き合いをお願い致します。